投稿者「kudou」のアーカイブ

Five Years After

1.  東京は今も昔も変わらない。  混雑する車の長い列と、無言で歩く人の群れ。  ごみごみとしていて、殺伐としていて…それでいてなぜか人恋しくなる。  東京を離れ、日本からも離れて別の名で呼ばれることにも慣れた。  だ … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, 三咲都季WR(フェイト編) |

それさえも有意義な日々

捲った新聞の小さな記事に、幼げな雰囲気を残したその青年は目を留めて、手にしていたコーヒーカップをテーブルへ戻した。  小さな古民家風のカフェは、雑多に置かれた家具類と、統一性のまるでないバラバラの椅子とテーブルが却って居 … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, 夜狐WR(フェイト編) |

不実者は誰か

大規模連続人体発火事件。それが今回、”フェイト”の追う事件を表す単語である。まぁ読んで字の如くそのままの事件だ。一度目はとある一家が「焼失」。――僅かに残った炭化した欠片からかろうじて分かったのは、染みのようになってしま … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, 夜狐WR(フェイト編) |

彼女の事情

IO2に所属しており、エージェントとして確かな実績を積んでいるとはいえ、ひとつの大きな組織にあっては小さなしがらみも多い。「フェイト」と名乗ることがめっきり多くなった青年は、嘆息して支給されているタブレットで開いていたア … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, 夜狐WR(フェイト編) |

時間軸の向う側

ドアを開け、少し広い玄関に足を踏み出した瞬間。迫るのは間違いなく殺気であった。今はフェイトと名乗る青年は、それを誤る程に鈍くは無かった――むしろ鋭敏すぎるきらいもある。反射的に銃を引き抜き、銃口を向けた先には既に相手が居 … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, 夜狐WR(フェイト編) |

誕生!でこぼこコンビ

タラップを降りた瞬間、ようやく戻ってこれた、とフェイトは高く澄み切った空を見上げた。 高校卒業と同時にIO2の研修でアメリカへ渡り、4年。 思ったよりも優秀な成績を残したことで、日本でも名前が知れ渡り。華々しい凱旋帰国と … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, 緒方智WR |

孤独の騎士 気骨の騎士

その白い教会の中には、沢山の、あらゆる人の記憶が保管されている。  何処にどのようにして保管されているのか、何故そのような物が保管されているのか、そのあたりのことは知る人しか知らないし、そこが気になり出してしまったら彼ら … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, しもだWR |

錆びた剣

「この『世界』にまた新たなる『悪』が増えた――我らはそれを戒めねばならん」 黒い外套を頭まで被った人物が低い声で呟く。 声から察するに初老の男性なのだろう。 「またか、人間と言うものは理解しかねるね。何で自分から危険に足 … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, 水貴透子WR |

LOST

『ログイン・キーを入手せよ』 それがLOSTを始めて、ギルドから与えられるクエストだった。 そのクエストをクリアして『ログイン・キー』を入手しないと他のクエストを受ける事が出来ないと言うものだった。 クエストにカーソルを … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, 水貴透子WR |

あなたに代わりはいない

慌しい雑踏と、耳を劈くような断末魔の悲鳴が響き渡る。  蒼白の顔で獣のような唸り声を上げ、白目を剥いて涎を垂れ流しながら周辺住民達を無差別に襲撃する男がいた。  とても人の力とは思えないほどの怪力で周りの物を破壊し、人々 … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, りむそんWR(フェイト編) |