月別アーカイブ: 6月 2016

風の明王

 蜘蛛の糸である。 鋼よりも強靭で、なおかつ凄まじい粘性を有する物質。 刃物で切断出来るものではない。が、この退魔の小太刀であれば。 「オン……ソンバ、ニソンバウン、バザラウンハッタ!」 俺は降三世明王の真言を唱え、印を … 続きを読む

カテゴリー: 加賀見凛シリーズ, 小湊拓也 |

Hydrangea

ケーブルを差し出したはいいが見覚えのない雰囲気を持ち合わせる青年を前に、クインツァイトは首を傾げた。 「アンタ、新顔さん? ……でもどこかで見たような……ウチの事は、知ってるのよね」 「そんなに変わってないとは思うんだけ … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, 紗生WR(フェイト編) |

戦忍、目覚める

風を味方に付ければ良い。 加賀見凛は、そんな事を思った。 自分はもしかしたら、負けそうになって気が動転しているのかも知れない。 負けてはならない。負けたら、終わりだ。 刃を抜いての殺し合いであろうと、このようなサッカーの … 続きを読む

カテゴリー: 加賀見凛シリーズ, 小湊拓也 |

争乱を運ぶ青い鳥

 店主ヴィルヘルム・ハスロと同じ、エメラルドグリーンの瞳。さほど高級品ではない、黒のスーツ。 一見すると、休憩中の若いサラリーマンである。 IO2エージェントをサラリーマンと呼べるかどうかは、よくわからないのだが。 とに … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, 小湊拓也WR(フェイト編), 工藤弦也 |