朝臣あむWR(勇太編)」カテゴリーアーカイブ

Last Route・紡がれる誓いの音

――5年後。 「……ここに来るのも、久し振りだな」  そう呟いてサングラスの柄に指を掛けた工藤・勇太は、数年越しになる故郷の姿に笑みを零した。  とは言え、彼の心に安らぎは無い。 「1日でも早く悪鬼を処分しないと……それ … 続きを読む

カテゴリー: 01工藤勇太, 朝臣あむWR(勇太編) |

Route9・いっくよー!

ゆっくりとした時間が流れていた。  切羽詰まった気持ちと、フル稼働し続ける頭が異常ジャンじゃないかと思うほど、本当に穏やかな午後だった。 「はい、今日の授業はココまで。さっき言った場所はテストに出るから控えておくんだぞ」 … 続きを読む

カテゴリー: 01工藤勇太, 朝臣あむWR(勇太編) |

Route8・極上☆スマイル

小さな照明を1つだけ灯した部屋の中、工藤・勇太は丸くなるようにしてベッドに転がっていた。  その脳裏にあるのは昼間のことだ。 「あの女の子、りっちゃんに似てた……」 ――あの女の子。  それは葎子が家の蔵で見付けたと言う … 続きを読む

カテゴリー: 01工藤勇太, 朝臣あむWR(勇太編) |

Route7.5希望につなぐ光

チュンチュン、チュチュッ。 「……朝……ぜんぜん、寝れなかった……」  擦れた声で呟き、工藤・勇太は重たい瞼を開く。  カーテンの隙間から差し込む朝日が頬を撫で、彼は眩しそうに目を細めると、その光を避けるように背を向けた … 続きを読む

カテゴリー: 01工藤勇太, 朝臣あむWR(勇太編) |

Route7・ついに発見☆

 灰色に近い空。  覆われた雲が少しだけ重いそこを避けるように、工藤・勇太は執事&メイド喫茶「りあ☆こい」に駆け込んだ。 「今日は特別寒いな。手袋とか持ってくれば良かったか」 「あ、勇太ちゃん! おかえりなさい♪」  入 … 続きを読む

カテゴリー: 01工藤勇太, 朝臣あむWR(勇太編) |

Route6・お家騒動?

薄らと白い雲がある他は目立つ物もない空。それを見上げて息を吐くのは、工藤・勇太だ。 「もしかしたら、嫌われたかもな……」  再び落ちたため息。  思い返せば、つい先日も同じようにため息ばかり落していた気がする。それでもあ … 続きを読む

カテゴリー: 01工藤勇太, 朝臣あむWR(勇太編) |

Route5・宣告された時間

 電柱の影に置かれた体。  日が陰り始めて良くは見えないが、そこにいるのは膝に傷を負った葎子だ。  彼女は俯く様にして膝を抱いている。  そんな彼女の前には、心配そうな表情でハンカチを取り出す勇太の姿があった。 「りっち … 続きを読む

カテゴリー: 01工藤勇太, 朝臣あむWR(勇太編) |

Route4・蝶と戯れる少女

夏休みが終わって少しした頃のこと。  放課後になっても鳴き止まない蝉の音を聞きながら、工藤・勇太はのんびりとした足取りで校門を目指していた。 「ふぁあ……今日も眠かった」  夏休み明けと言うのはどうしてこうやる気が出ない … 続きを読む

カテゴリー: 01工藤勇太, 朝臣あむWR(勇太編) |

Route3・幻なんかじゃない!

煌々と点いた玄関灯のような明かり。  それを見上げた後、工藤・勇太は目の前の扉を開いた。 「お帰りなさいませ、ご主人様ぁ♪」  笑顔で出迎えたメイドの愛想の良い声。それを聞きながら何とも言えない表情で頷きを返す。  相変 … 続きを読む

カテゴリー: 01工藤勇太, 朝臣あむWR(勇太編) |

Route2・秘伝の舞いをご覧あれ

下校途中、ふと足を止めた公園の前。  今日も親子連れが多く集まるその中に、工藤・勇太は記憶を辿る様に足を踏み入れた。 「確か、もう少し行った所だったよな」  不思議な出来事だった。  青葉の茂る樹が、一瞬にして満開の桜の … 続きを読む

カテゴリー: 01工藤勇太, 朝臣あむWR(勇太編) |