斎藤晃WR」カテゴリーアーカイブ

■ born free ~後編~ ■

  ――俺には自由などない。     夜の公園で街灯の下、そう告げる銃口に。 俺はもっとショックに狼狽えたり、諦念に後退ったり、冷ややかに現実を傍観するものだと思っていた。 だけど、現実には … 続きを読む

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born free ~前編~

学校帰り、いつものように草間興信所に顔を出すと所長の草間さんに猫を見なかったかと尋ねられた。 興信所が猫捜しなんてやるのかと少し驚く。こう言うと怒られそうだが俺はてっきり草間さんは怪奇現象専門の探偵なのかと思っていたから … 続きを読む

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I make nothing of it

彼は自分が迷っていたことに気付いていたのだと勇太は思う――。     普通に暮らしたいと強く願う一方で、自分の力が誰かの役に立つ事があるという現実に、やり甲斐みたいなものを、たぶん少なからず感じていた … 続きを読む

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幕間

たった数日前のことでも増えていく日常にどんどん上書きされ記憶は薄らいでいく。当事者ならともかく何があったのか詳細も知らされず知りようもない人々の 無責任な憶測が飛び交うだけの事件なら尚更、個人の中での重要度が増すべくもな … 続きを読む

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practical experience 3

「やっぱりトカゲの尻尾だったんだね」 フェイトが感慨深げに声をかけた。無人島で“彼”は自らの足を切って逃げたのだ。 「そんな下等動物と一緒にしないでもらいたいね」 “彼”は両手の平を空に向け肩を竦めてみせる。“彼”は九字 … 続きを読む

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practical experience 2

「九字切りなんて出来るんですか?」 驚きで思わず腰を浮かせた真衣に、向かいの席でフェイトはしれっとして応えた。 「出来ないよ」 「え? でも、今、九字切りしたらって…」 「だから見様見真似だよ。そんな力ないからね」 自慢 … 続きを読む

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practical experience

「多くの軍の特殊部隊では格闘訓練は殆ど行われない。まぁ、武器を持ち最大火力で敵を制圧するという近代戦争に於いて白兵戦になった時点でいろいろ終わってるし優先順位が低くなるのも頷ける話だけどね」 「はあ……」 「他にも理由が … 続きを読む

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