白神怜司WR(勇太編)」カテゴリーアーカイブ

勇太ー17歳予告編ー

『虚無の境界、17歳編』 ~Guilty~ 「―来るな、勇太!」 「草間さん!」  勇太が手を差し伸べるが間に合わない。武彦が光りの渦へ飲み込まれる。 「…草間さんを、何処へ飛ばした…、柴村 百合!」 「…フフフ。焦らな … 続きを読む

カテゴリー: 01工藤勇太, おまけノベル(白神WR), 白神怜司WR(勇太編) |

鳳凰の島にて

勇太と凛が神主に用意された部屋へ連れられた時の事。 鬼鮫編。 「…おい、ディテクター」 「何だ?」武彦が勇太を、神主が凛を布団に寝かせた所で 鬼鮫が不意に口を開いた。 「不健全だ」 「は?」 「…まだコイツらは十五歳やそ … 続きを読む

カテゴリー: 01工藤勇太, おまけノベル(白神WR), 白神怜司WR(勇太編) |

柴村百合

『眩しすぎる世界』(百合目線)  ―現行時間からおよそ一年前、夏。  時刻は深夜。街を見下ろせるこの建設中の建造物。そして、その頭頂部に、私はいた。 「…(…あれから、もう四年…)」  不意に手を見つめる。この手にはもう … 続きを読む

カテゴリー: 01工藤勇太, おまけノベル(白神WR), 白神怜司WR(勇太編) |

叔父さんと一緒

ファミレスにて。 「お待たせしましたー。エビフライ&ハンバーグセットですー」 「…ゎ……」  勇太の目の前に現われた夢のコラボ。それは、エビフライ大好きな勇太 にとっては極上の組み合わせだった。私は勇太のその表情を見ただ … 続きを読む

カテゴリー: 01工藤勇太, おまけノベル(白神WR), 白神怜司WR(勇太編) |

鬼鮫さんアラカルト

勇太12歳編、ラストのアフターストーリー、   ■ “鬼鮫の苦悩” ■    壮絶な虚無の境界との戦いは、一人の少年の手によって終止符を打たれ た。IO2最強のエージェント、“ディテクター・草間 武彦”。そして、その 監 … 続きを読む

カテゴリー: 01工藤勇太, おまけノベル(白神WR), 白神怜司WR(勇太編) |

吸血鬼~おまけ~

「…帰るか…」 「…ですね…」  灰と化した吸血鬼の傍で絆創膏を取り合った二人は呆れた様に声をかけあった。 「それにしても、あの“鉄の少女”って技。なかなか破壊力高いな」 「でしょ!?」勇太が得意気に声を武彦へと返事を返 … 続きを読む

カテゴリー: 01工藤勇太, おまけノベル(白神WR), 白神怜司WR(勇太編) |

Sinfonia.44 ■ 宣言

睥睨し合う二人。  光と闇の力のぶつかり合いは激化の一途を辿り、両者の精神力を容赦なく貪り合うように削り合っていた。  上下する肩、片膝をついたまま睨みつける勇太と、そんな勇太に対し、腰を曲げるように立っている霧絵。   … 続きを読む

カテゴリー: 01工藤勇太, sinfonia, 白神怜司WR(勇太編) |

Sinfonia.43 ■ 経験の差

「ふふふ、なんだか滑稽。どこにいるかも分からない私を見つけるなんて不可能なのに」  くすくすと嗤い声をあげながらあがく武彦の姿を見て、ヒミコは独りごちる。  能力『誰もいない街』はヒミコの作った独自の世界だ。  その法は … 続きを読む

カテゴリー: 01工藤勇太, sinfonia, 白神怜司WR(勇太編) |

Sinfonia.42 ■ 運命に翻弄された者

――――激化する争い。  例えば争いを知らぬ者が見れば何が起こっているのかと疑いすら抱き、争いを知る者が見れば言葉を失い、常識が音を立てて崩れ落ちるような光景が、勇太と霧絵によって引き起こされていた。 「疾れッ!」  霧 … 続きを読む

カテゴリー: 01工藤勇太, sinfonia, 白神怜司WR(勇太編) |

sinfonia.41 ■ 2人の少女のIdentity

――扉の向こう側から、戦いの音が聴こえて来る。  凛は磔とも呼べるような状態にありながらも、この切迫した状況を心のどこかで楽しんでいた。その理由は一つである。  勇太が自分を助けるシーン。  さながら、凛がまだ子供であっ … 続きを読む

カテゴリー: 01工藤勇太, 白神怜司WR(勇太編) |