白神怜司WR(勇太編)」カテゴリーアーカイブ

sinfonia.40 ■ 決戦―④

この世界には大別して3つの力が存在する。  IO2ではこれらを、正負の2種と人為の1種によって括り分けている。  まず〈正〉に当たるのは、一般的に神気と呼ばれる力だ。  清浄、静謐、正道、聖。ありとあらゆる〈せい〉を、日 … 続きを読む

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sinfonia.40 ■ 決戦―③

勇太と百合の二人が東京上空から東京駅内部へと潜入した、その数分後。  真っ暗な夜闇によって包まれた東京の街を、けたたましい音を立てて数台の車が闇を切って走っていく。  それらの車は四輪駆動型の少々角ばった印象を与える黒塗 … 続きを読む

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sinfonia.39 ■ 決戦―②

東京駅上空を、規則的な空気を叩きつける音が響き渡った。  眠らない街東京も、今では電力の供給も途絶えて真っ暗な闇が広がってすらいる。そんな闇の中にくっきりと姿を晒しているのが東京駅だ。  外観はさながら洋館を彷彿とさせる … 続きを読む

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sinfonia.38 ■ 決戦―①

「東京駅の内部を捜査してみましたが、それらしい場所は特に見当たりませんでした。引き続き捜索を続けますが、今のままでは時間ばかりが浪費されてしまう可能性があります」  萌の報告を聞いていた鬼鮫とその横に立っていた武彦は、目 … 続きを読む

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sinfonia.37 ■ 長い夜

「私はもしも勇太がアナタの凶行を止める為に私に向かって死ねと言うなら、それを受け入れるつもりです」  ――それが、信じるという事ですよ。  自分の眼を真っ直ぐと見つける、藍色がかった黒い双眸の持ち主に、霧絵は言葉を呑み込 … 続きを読む

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sinfonia.36 ■ 覚悟と決意

「――……ッ、ここ、は……?」  凛はゆっくりと瞼を押し上げ、周囲を見回した。  視界から得られた情報は、真っ暗な倉庫を彷彿とさせる奇妙な広い部屋であるということ。  身体は黒く蠢く実体のある靄によって縛り上げられ、足元 … 続きを読む

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sinfonia.35 ■ 闇の巫女、霧絵

――それは、争いに疲れた一人の男と、まだ世界を知らなかった一人の少女との出会いから、全てが始まった――  ――時は遡る。  世界各国で未だ続く紛争。  政権への不満が爆発し、誰かが引鉄を弾いた事から始まった戦争。  国家 … 続きを読む

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sinfonia.34 ■ 闇

切迫した空気の中で、霧絵とファングの二人の視線が交錯する。  未だ迷っているエヴァの手を引いてこの場を離れていく勇太ら一行の迷いや焦燥をその広い背中に一身に受けたファングは、ただ強い相手との戦いでも傭兵としての日々でも得 … 続きを読む

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sinfonia.33 ■ 動き出す牙

「……私、は……。私は……」  放心気味に呟いたエヴァが、瞳孔を開いた瞳を揺らしながら呟いた。頬を涙が伝い、動揺しているのか小刻みに肩が揺れている。  ――元の生活に、戦わずに生きていけるような世界に、自分は行くことが許 … 続きを読む

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sinfonia.32 ■ やりたいこと

「あんた、あの時の外人だろ」 「外人外人って。まぁ正確に言えば人外よ」 「あ、なーるほど」  幾分力の抜けるやり取りを百合と繰り広げながら、勇太は戦況を把握すべく周囲に視線を向けた。  状況はそこまで悪くないが、やはり凛 … 続きを読む

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