season7(小湊WR)」カテゴリーアーカイブ

日本にて。製薬会社との闘い始まる。

清掃人たち

見覚えのある生き物だった。  太く不格好な四肢を伸ばし、一応は人間の体型をしている。  力士の如く肥満した、その巨体の、ある部分は獣毛を生やし、ある部分は鱗に覆われ、ある部分は甲殻状に固まっている。そんな全身から、百足の … 続きを読む

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異形の軍団を率いる者

「おお奈義さん。俺あんたの事、見直したよ」  A7研究室を訪れた奈義紘一郎を、伊武木リョウが嬉しそうに出迎えた。 「冷血漢を気取ってるくせに、優しい所あるんじゃないか」 「何の話だ」 「偉い人たちに、かけ合ってくれたんだ … 続きを読む

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生体兵器の休日

5年間、アメリカで暮らした。  だからと言って食生活が完全にアメリカナイズされてしまったわけではなく、焼き魚と味噌汁と白米ご飯がメニューにあれば、普通にそれを選んでしまう自分がここにいる。 「甘味と油の量が……冗談抜きで … 続きを読む

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尋問者たち

ゴミを相手に、会話をしている。傍目には、そのようにも見える。 「何も難しい質問をしているわけじゃあない。生きて帰りたいか、ここで死にたいか……それだけを訊いている。さあ、どうするね?」  穏やかな口調で、そんな事を言って … 続きを読む

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変装おじさんとお掃除お姉さん

もちろん兵器を輸出する事など出来ない。が、機械の部品を輸出する事は出来る。  輸入した側が、それらをどう組み立てて何に使うか。それに関する規制など、存在しない。  世界各地の戦場に、日本製品はすでに出回っている。  日本 … 続きを読む

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酒場にて

「やあ」  伊武木リョウが声をかけると、その男はビクッと立ち止まった。  肥り気味で俯き加減の、ある意味、絵に描いたような理系の青年。白衣と眼鏡が、まあ似合ってはいる。  研究施設内の廊下。今は、彼と伊武木しかいない。 … 続きを読む

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魔眼の兄妹

薪の爆ぜる音で、フェイトは目を覚ました。 「うっ……ん……」 うっすらと、目を開く。 ベッド、いやソファーの上だった。近くでは、暖炉の中で火が燃えている。 洒落た造りの、洋室である。 半ば毛布を被ったままフェイトは、ソフ … 続きを読む

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復讐者の剣舞

黒が似合う少女である。  しなやかな細身にピッタリと貼り付いた、黒く短い衣服。ポニーテールの形に束ねられた、長い黒髪。  それら黒色と鮮烈な対比を成す、白い肌。  エメラルドを内包しているかの如く、緑色に輝く右目。アイパ … 続きを読む

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青い瞳、緑の瞳、そして暗黒の瞳

 伊武木リョウは、どちらかと言うと甘党である。が、コーヒーに砂糖は入れない。  その代わりにメープルチュロスを一皿、用意する。  チョコレート味のケーキドーナツにするべきかどうか、青霧ノゾミは少し迷ったが、今日はチュロス … 続きを読む

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霧の鏡

霧の都に1人、知り合いがいる。  そんな事をフェイトがふと思い出したのは、あまりにも霧が深い夜であるからだ。  ロンドンがそう言われるほど霧深い都市であるのかどうか、何しろ行った事がないのでフェイトは知らない。  今夜、 … 続きを読む

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