工藤弦也」カテゴリーアーカイブ

探偵、捨て子を拾う

人を外見で判断してはいけない、とは言われる。 だが探偵は、人を外見で判断するのが仕事のようなものだ。 今回の依頼人は一見、まっとうな勤め人のようだった。堅い会社の営業サラリーマンで、きっちりとスーツを着こなしている。 妻 … 続きを読む

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争乱を運ぶ青い鳥

 店主ヴィルヘルム・ハスロと同じ、エメラルドグリーンの瞳。さほど高級品ではない、黒のスーツ。 一見すると、休憩中の若いサラリーマンである。 IO2エージェントをサラリーマンと呼べるかどうかは、よくわからないのだが。 とに … 続きを読む

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鮮血の邂逅

海外へ出て、1つわかった事がある。日本にいたのでは絶対、わからなかった事だ。 「日本ってさ……いろいろ言われるけど」 熊のような手が、掴みかかって来る。掴まれる前に弦也は踏み込み、拳を叩き込んだ。 ボクシングで習った、ダ … 続きを読む

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名無しのエージェント

テーマパークである。仕事でなければ、こんな所へ来たりはしない。 親子連れやカップル等で、いささか鬱陶しいほど賑わっている。 男1人で来ている客など、見たところ弦也くらいのものである。 こんな所へ、一緒に来るような相手もい … 続きを読む

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人間嫌いの追憶

典型的なモンスター・ペイシェントであった。 「ここって刑務所かよ! 飯は不味いし看護婦は愛想ねえし!」  ベッド上で喚いているのは、20代半ばと思われる女性患者だ。  医師やナースが辟易しながらなだめているが、この手の患 … 続きを読む

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夜の鼓動

残暑も後半を過ぎた辺り。 朝夕は冷え込むようになってきたが、昼間の日差しはまだまだ厳しいと感じる青空の下、外回りの営業をあらかた終えた弦也が一息つくために公園内のベンチに腰を下ろした。 「ふぅ……」 思わずのため息を漏ら … 続きを読む

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