石田空WR」カテゴリーアーカイブ

第5夜 2人の怪盗

午前8時15分。  今日も新聞部は記事を書くのに精を出していた。  朝の刷りたての新聞のインクの匂いが充満した部屋で、工藤勇太はできたばかりの新聞を読んで少し目を見開く。 「予告状、来ていたんだ?」 「はい、来てましたが … 続きを読む

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第4夜 双樹の王子

午後4時15分。  新聞部にはあちこちから投書が送り込まれていた。 「海棠さんは二重人格である」 「海棠先輩は昔彼女がいたらしいが別れたのがトラウマらしい」 「海棠さんの趣味はチェロであり、ピアノとはまた別に趣味で弾いて … 続きを読む

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第3夜 舞踏会の夜に

午後3時20分。  新聞部は軽く舞踏会での打ち合わせをしてから、銘々の作業へと散って行った。 「ふっふっふっふっふ……」 「……どーうかしましたかあ、先輩」  先程から打ち合わせそっちのけで難しい顔をしていた工藤勇太が、 … 続きを読む

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徒労かは分からない

「はぁ~……」  工藤勇太は深く溜息を吐きながら、ぽてぽてと通学路を歩いていた。  考える事は3つ。  理事長って一体何なんだろうなあ……。前に冷や汗かきつつ逃げ帰った面接の事を思い出しつつ考え込む。  何でこっちが心を … 続きを読む

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第2夜 理事長館への訪問

午後3時10分。  本来なら生徒達はまだ授業中であり、その中うろうろしているのは大学部以上の生徒だろうが、どこにでも特例と言うものは存在する。  新聞部は、今日も手が真っ黒になるまで原稿を書いていた。  先日の怪盗騒ぎは … 続きを読む

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第1夜 時計塔にて舞い降りる怪盗

 午後10時54分。 「いたか!?」 「いや、まだ……」 「全く、新聞部の奴らは……」  夜。 本来なら生徒達はとっくの昔に下校し、早い生徒なら既に家や寮で就寝しているであろう時刻。  しかし、自警団は厳しくパトロールを … 続きを読む

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