02フェイト」カテゴリーアーカイブ

practical experience 3

「やっぱりトカゲの尻尾だったんだね」 フェイトが感慨深げに声をかけた。無人島で“彼”は自らの足を切って逃げたのだ。 「そんな下等動物と一緒にしないでもらいたいね」 “彼”は両手の平を空に向け肩を竦めてみせる。“彼”は九字 … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, 斎藤晃WR, 神無月真衣 |

practical experience 2

「九字切りなんて出来るんですか?」 驚きで思わず腰を浮かせた真衣に、向かいの席でフェイトはしれっとして応えた。 「出来ないよ」 「え? でも、今、九字切りしたらって…」 「だから見様見真似だよ。そんな力ないからね」 自慢 … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, 斎藤晃WR, 神無月真衣 |

practical experience

「多くの軍の特殊部隊では格闘訓練は殆ど行われない。まぁ、武器を持ち最大火力で敵を制圧するという近代戦争に於いて白兵戦になった時点でいろいろ終わってるし優先順位が低くなるのも頷ける話だけどね」 「はあ……」 「他にも理由が … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, 斎藤晃WR, 神無月真衣 |

闇の中

これまで何人もの対象者たちを葬ってきた。それが任務だからだ。  元は人間だった彼らは、魔瘴に侵され、又は己の持つ力に溺れ魔物になった者たち。そうなってしまった以上、葬り去るしか無い。  フェイトは時々思う。彼らと自分の一 … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, 四谷たにしWR |

雨の夜の話

ドアを開けると、上部に取り付けられたベルがカランカラン、と鳴った。  店仕舞いをしていたBAR【回帰線】のマスター藤堂・裕也はドアを少しだけ開けて、外の様子を眺めていた。少し前から降りだした大粒の雨は、勢力を保ったままざ … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, 四谷たにしWR |

少しずつ近づく距離

都内某所の喫茶店で、テラス席に座る男性が一人。 コーヒーカップを目の前に、両肘をついて両掌の上にアゴを乗せ、ボーッと流れゆく人の波を見ている。 目の前にあるコーヒーからは既に湯気が消え、それがどのくらいの時間ここに居たの … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, 三上良WR |

再会

「土砂崩れ…か?」 ここはいつも通る山道。 普段は自分以外の車を見ることも殆どないのだが、この日は妙に混んでいた。 沢山の車のイラつきがクラクションの音へと姿を変えている。 天候は見事な大雨。 この大雨のせいで土砂崩れを … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, 三上良WR |

俺の名は

「うーん、いかにもって感じの廃墟だなあ……」 左の手で握った拳銃を右の肘に添え、右手で握った拳銃を顎に当てて、一人の青年が天井を見上げている。 彼の名はフェイト。 IO2からの任務を受け、一人でこの場所へと乗り込んだ。 … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, 三上良WR |

コネクション

それはある日、午前中からフェイトが草間興信所へと足を向けた時の事であった。 「こないだは小太郎のヤツに引っ掻き回されて、まともに挨拶どころか顔を合わせることも出来なかったしなぁ」  そんな事を呟きつつ、やってきたのは雑居 … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, ピコかめWR |

いつかあなたは

それは、いつもの時間よりも未来の話。  とある少年が、立派にIO2エージェントとして育ち、アメリカの研修から帰ってきた時の話である。  四年の歳月を経て、久しぶりに東京の地を踏んだフェイト。 「四年くらいじゃ町並みもあま … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, ピコかめWR |