投稿者「工藤」のアーカイブ

停職エージェントの冒険(5)

幼い頃から高校卒業まで、叔父が生活の面倒を見てくれた。 優しい叔父であった、とは思う。怒られた事はないし、彼が声を荒げて他人に何か言っているのも見た事はない。 声を荒げる事もなく叔父は、受話器に語りかけていた。お前を殺す … 続きを読む

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停職エージェントの冒険(4)

『良い実戦データが採れましたよフェイトさん。改良型を装着しての初戦闘、お疲れ様でした』 電話の向こうで、御曹司が嬉々としている。 正直な男だ、とフェイトは思った。 「なあ御曹司。あんた、俺がデータ採取用の実験台だって事… … 続きを読む

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停職エージェントの冒険(3)

日本は狭い国と言われるが、例えば陸続きで国々のひしめき合う欧州へ行けば、いわゆる大国として知られていながら国土面積そのものは日本より下という国がいくつかある。ドイツ、イギリス、オランダ、イタリア。全て日本より狭い。 アメ … 続きを読む

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Root

「やぁ、おはよう二人共。いい朝だね」 眩しい金髪をパサリと手で払いつつそう言うのは、バルトロメオであった。 ここはホテルのロビーである。 彼に伝えてはいなかったはずなのだが、集合時間の十分前という所で、突然現れたのだ。 … 続きを読む

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怪談と、夏と花火と喫茶店

■prologue     夏の宵。 花火にかこつけ、集うも一興。 ささやかな時を楽しむ為に。 …さぁ、皆で何をしようか。     ■喫茶店『青い鳥』経営者夫妻の提案。 &nbsp … 続きを読む

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紅の記憶~偽りの抱擁

「珍しいお客さんね。あなたたちってお家柄、私達みたいな仕事って嫌っているんじゃなかった?」 編集部に現れた二人の少女に、碇・麗香は意地悪そうに微笑んだ。対する少女――対になったような双子の少女達のうち髪の短い方、斎・瑠璃 … 続きを読む

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停職エージェントの冒険(2)

給油を終えたところで、フェイトは思った。 やけにカラスの多い町である、と。 表記不能な、不気味な鳴き声を発しながら、上空を飛び回る黒っぽい鳥の群れ。 「カラス……なのか? あれ」 「不気味っすよねー。ここ1ヶ月くらい、こ … 続きを読む

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停職エージェントの冒険(1)

田舎の人間は素朴で人情がある、なんて思ってる連中が東京にはいるようだが、とんでもない話だ。 狭い場所で足を引っ張り合い、陰口を叩き合う。それが田舎者という人種である。 いわゆる村社会というやつだ。 こんな山に囲まれた場所 … 続きを読む

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幕間

たった数日前のことでも増えていく日常にどんどん上書きされ記憶は薄らいでいく。当事者ならともかく何があったのか詳細も知らされず知りようもない人々の 無責任な憶測が飛び交うだけの事件なら尚更、個人の中での重要度が増すべくもな … 続きを読む

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時間軸の向う側~いつかの場所で

コードネーム”フェイト”へIO2からくだされた通達は当然と言えば当然のものであり、当事者すらも反発を見せず素直に従った。減給三か月、および1週間の自宅謹慎処分。むしろクビにされなかっただけマシと言えばそうかもしれない。 … 続きを読む

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