蒼木裕WR(勇太編)」カテゴリーアーカイブ

綻び結び6

 莚の案内で俺には見えない糸の先を巡り、山場を進む。  ミラーと対峙した時に負傷した傷が酷く痛むけど、それでも俺は前に進まなきゃいけないんだ。途中スガタとカガミがバランスを崩しよろけた俺を支えてくれる。彼らには自己治癒能 … 続きを読む

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綻び結び5

『いやだあぁああああ! 殺さないで!』 『次は上手くやるから、止めて、殴らないで、蹴らないで!』 『失敗作じゃない、失敗なんてしてないから。ほら、見てよ。ねえ、俺を見てっ!!』 『ぅ、う、う……どうして殺さなきゃ殺される … 続きを読む

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綻び結び4

―― 殺さずに済む方法など、どこにあるんだい?  男の声が俺を意識の深層へと誘う。  プ ツ リ 。  そして『暗転』。  意識が途切れる音がこんなにも鮮明に聞こえたのは初めてだった。 「スガタ、お前は莚を護れ」 「分か … 続きを読む

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綻び結び3

「初めまして。<迷い子(まよいご)>、今日はどんな御用かしら?」  ああ、またか。  俺は床まで付くほど長い灰掛かった黒髪を持つ足の悪いゴシックドレスの少女、フィギュアにそう挨拶されちょっぴりガクッと肩を下げる。今、木製 … 続きを読む

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綻び結び2

―― 殺されたくないなら、殺して、こい。  遠くから頭に直接語りかけてくる誘いの言葉。  現在スガタ、カガミ、莚と共に武器を持った集落の人間達に囲まれた俺達四人は各々構えを取る。  人々の殺意は俺に一点集中で向けられ、そ … 続きを読む

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綻び結び1

「お前はどこから迷い込んだ馬鹿だ? こんな『異常』を持ち込みやがって」  甚兵衛を身に纏った彼――筵(むしろ)は相手を見ると共に辺りを漂う瘴気に顔を潜めた。  其処は東京の外れ、広がる森の霞の奥にひっそりと位置付く、大き … 続きを読む

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自覚編

「ねえ、次の日記はカガミの番?」 「ああ、俺だな」  此処は夢の世界。  暗闇の包まれた世界に二人きりで漂っているのは少年二人。そんな彼らの最近の楽しみは『交換日記』。だが、交換日記と言っても、各々好き勝手に書き連ねて発 … 続きを読む

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それでもさよならは言わない

「スガタん、カガミん。ちょっと重要な話があるんだよねん」 「そ~……なのー、せいざしてねー、ちゃんとねー、きいてー……」 「何、そんな真面目な顔をして。社ちゃんらしくないよ?」 「何、お前にそんな真面目な顔が出来たのかよ … 続きを読む

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三日月邸×花見×巻き込まれ騒動!?

「春ですねぇ」 「春だよなぁ」 「わがしぃー……!」 「いやー、今の季節には三色団子だよね~★」  スガタ、カガミ、三日月社、いよかんさんの三人と一匹はそう言いながら縁側でお茶を飲む。四人揃ってずずずーっと飲むと一気に心 … 続きを読む

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始まりの音6

 抜き足、差し足、忍び足。  例の一件の後、養生の為に眠っているカガミの部屋に姿を現したのは俺、工藤 勇太(くどう ゆうた)。普段は超能力高校生なんてやってるけど、ここ三日月邸ではチビ猫獣人として遊びに来る事が多々ある。 … 続きを読む

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