紗生WR(フェイト編)」カテゴリーアーカイブ

After missions

不安と緊張感から解放されたのか、フェイトはクレイグの腕の中で意識を手放していた。  グラ、と体勢が崩れかけるのを慌ててクレイグが抱き直す。 「……特に外傷は、無いよな……、っ」  フェイトの状態を見れる限りで確かめている … 続きを読む

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deep mission 2

その施設は一見すると普通の研究所のような建物であった。  外観も白一色の壁とミラーガラスが特徴的な作りで『技術研究センター』という大きな文字も冠している。  一般企業と変わりの無いように見えるその施設の裏手に秘密の入り口 … 続きを読む

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deep mission

IO2内に緊張が走っていた。  幹部とみられる数人が電子データを眺めつつ眉根を寄せる。 「潜入は可能か?」 「既に数人送り込んである。そろそろ入電があるはずだ」  一人の男がそう言えば隣に立つ男が自分の腕時計を見やりなが … 続きを読む

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Love or Like

『こちらフェイト。目標を沈黙させた』 「了解。こっちも終了だ」  ハンズフリーの無線機を通して、そんな会話が交わされる。  先日のバーでのやりとりと同じ部屋で過ごした一夜は何だったんだ、と思わせるほど、任務中のフェイトは … 続きを読む

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different morning

カチ、と時計の針が動く音を耳に捕らえたフェイトは、重い瞼をゆっくりと開いた。 「……あれ?」  見覚えのない空間に、ベッドの感触。自分の知らない場所で眠っていたのかと思いながら視線を動かせば、隣にいるのはクレイグの姿だっ … 続きを読む

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drunk with you.

クレイグ・ジョンソン。二十三歳。  IO2ニューヨーク本部に所属するエージェントの一人である。夜目が利くと言う理由から、エージェントネームは『ナイトウォーカー』と名乗っている。金の髪に青い瞳、見目も麗しい長身の青年だ。 … 続きを読む

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Kiss of puzzlement

フェイトがアメリカに配属されて何より困っていたのが、挨拶でのキスだった。互いの頬に親愛の意味を込めて軽く触れる程度なのだが、それでも日本人であるフェイトには恥ずかしいと感じてしまう。  上司の女性にそれをされた時、彼は頬 … 続きを読む

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attachment

以前の任務から数日後。戦闘中に肋骨を折った同僚は暫くの間、安静休暇を取ることになった。  折れた骨を治さないことには戦場には立てないため、本部近くの病院に入院している。 「野郎相手にピンクの花持ってくるか?」 「だって… … 続きを読む

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warmth

「この数をたった二人で、かよ」  手にした銃の弾を対霊弾に入れ替えつつ、同僚が深い溜息を吐いた。  フェイトがその向かいで同じようにして弾の詰替えを行っている。  ノースブラザーアイランド。  伝染病患者の隔離島として有 … 続きを読む

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time off

「フェイトお前、トランペット吹くんだって?」  同僚である男がフェイトにそう言った。 「……趣味の範囲だけどね。どこから聞いたの?」 「まぁその辺はいいだろ。お互い、必要以上には踏み込まない約束だぜ」  くすんだ金髪に青 … 続きを読む

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