02フェイト」カテゴリーアーカイブ

禍いの花を刈り取る者

人を撃つ時も、こんな感じなのであろうか。フェイトはふと、そんな事を思った。  思いながら、引き金を引いた。  人間と変わらぬサイズの生き物が10体近く、フルオートの掃射で薙ぎ倒され、動かなくなった。  オンタリオ湖畔。カ … 続きを読む

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フランケンシュタイン・アーミー

身柄を拘束された。 「罪状くらい、教えてくれるんでしょうね?」  というフェイトの問いに、上司は一応、答えてくれた。 「錬金生命体暴走への、重要な関与……その容疑が晴れるまで、君にはここにいてもらう」  テレパス能力で、 … 続きを読む

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ニンゲン、目覚める

IO2本部カフェテリアのコーヒーは、とにかく不味いとの評判である。  美味さも不味さもわからぬままフェイトは、泥水のようなコーヒーを啜っていた。 「何を口に入れても味がしない、ってな顔してるな。フェイト」  話しかけられ … 続きを読む

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深淵より来たる軍団

給料が、少しだけ上がった。 「口止め料、って奴なのかな……」  自室のベッドに倒れ込みながら、フェイトは呻いた。  割と良い部屋に住んでいる、と自分では思っている。日本ならば「マンション」と呼んでも良いくらいの一室だが、 … 続きを読む

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暗黒の海の底に

あまり詳しくない日本神話を、フェイトは思い出していた。  創世の神であるイザナギ・イザナミ夫妻の最初の子は、ヒルコという出来損ないの怪物で、出来損ないゆえに捨てられてしまったのだと言う。  この夫婦神の身勝手さに比べれば … 続きを読む

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世界警察、復活へ

受け身の練習というものは、簡単に見えて難しい。数ある武術の修練の中でも、特に困難を極めるのではないかと思えるほどだ。  敵に投げ飛ばされた、あるいは吹っ飛ばされた状況を想定し、自ら床に転がってダメージを軽減する。  この … 続きを読む

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凍り付いた闇

空になったシチュー皿に、フェイトはスプーンを放り込んだ。意外に大きな音が響いた。 「ごちそう様……美味いかどうかは微妙だけど、まあ腹は膨れたよ」 「お食事が不味くなるような話、しちゃったかしらね」  人形のような美貌に、 … 続きを読む

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湖畔にて

「貴方、テントの張り方うまいねえ」  ボランティアスタッフの1人が、声をかけてきた。いくらか年配の、白人男性である。  他にも大勢の人々が、テントの設営やバーベキューの準備を、やけに楽しそうにこなしている。  フェイトも … 続きを読む

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再会は波乱の兆し

「いよう、フェイト。チベットは寒かったかい?」  ニューヨーク本部へ戻るなり、IO2の同僚たちが絡んで来た。 「今夜は教官に、あっためてもらえよぉ」 「……アメリカンジョークか、おい」  フェイトは、じろりと睨みつけた。 … 続きを読む

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爆炎の鎮魂歌

眼鏡も、一種の仮面である事に違いはない。  恐らく川で流されてしまったのだろう。眼鏡を失ったダグラス・タッカーの素顔を見て、フェイトはそんな事を思った。  この若き英国紳士が、今まで黒縁眼鏡の内側に隠していた眼差し。それ … 続きを読む

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