02フェイト」カテゴリーアーカイブ

傭兵と御曹司

日光に弱い。十字架に弱い。ニンニクに弱い。  吸血鬼とは本当に、弱点だらけの怪物である。世の人々が必死になって、様々な弱点を後付けで想定したのだ。  吸血鬼という種族が、それだけ人々に恐れられていた、という事である。   … 続きを読む

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英国紳士の戦い

害虫は、どの国にもいる。それは紛れもない事実である。 「一般に害虫とされている生き物たちの中にはね、扱い方次第では人間の役に立つものも多いのですよ……まあ扱うだの役立てるだのと傲慢な言い方になってしまうのは仕方ありません … 続きを読む

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聖夜の来訪者

 クリスマスである。  ハロウィンほどではないが、人外のものが人間の世界へと紛れ込みやすい時期である。  にしても珍妙過ぎるものを、アデドラ・ドールは発見してしまった。  イブに浮かれる、ニューヨークの街並。  その一角 … 続きを読む

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黄金の夢

カリフォルニア・ゴールドラッシュ。  後世そう呼ばれる事となる、狂乱の時代。  アメリカ全土から大勢の人々が、金鉱を求めて、この地に集まって来た。  そんな流れ者の探鉱者たちの中に、アデドラ・ドールの両親もいた。  父は … 続きを読む

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『かいぶつ』の昼下がり

今年の夏は猛暑が続くらしい。とは、どこかで聞いた。  そんな言葉は、『今年』でなくとも、毎年、もう数年、数百年と聞いてきたというのに、人間達はこぞってその話題に食らいつく。 「まるで蟻のよう……!」  東雲杏樹は、手にし … 続きを読む

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エージェント体験!

「んーんっんっー♪」  ご機嫌混じりに鼻歌を鳴らし、何やら地面に置いて押し当てているような素振りを見せる白いチンチラ。  耳用の穴が空いた赤系色のニット帽と同系色のマフラー。それに、前足を通した同じく赤系統の上着を羽織っ … 続きを読む

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テロリストの休暇の潰し方

何か、物凄く意外な事があったような顔をした少々人目を引く風体の少女が、月刊アトラス編集部室の前でドアの枠に右手を掛けて――そちらに体重を掛けるようにしてゆらりと立っていた。  歳の頃は中学程度、黒髪はショートで、金と白の … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, 深海残月WR |

人間嫌いの追憶

典型的なモンスター・ペイシェントであった。 「ここって刑務所かよ! 飯は不味いし看護婦は愛想ねえし!」  ベッド上で喚いているのは、20代半ばと思われる女性患者だ。  医師やナースが辟易しながらなだめているが、この手の患 … 続きを読む

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夜の鼓動

残暑も後半を過ぎた辺り。 朝夕は冷え込むようになってきたが、昼間の日差しはまだまだ厳しいと感じる青空の下、外回りの営業をあらかた終えた弦也が一息つくために公園内のベンチに腰を下ろした。 「ふぅ……」 思わずのため息を漏ら … 続きを読む

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お花見延期警報中

1.  春なのに桜が咲かない。そんな事がこの街で起こっていた。  宴会好きの誰かが言った。 『こんなおかしなことが起こるのは、きっと妖k‥‥オカルトに違いない』  オカルトと言えば草間興信所。そうして草間興信所に集められ … 続きを読む

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