02フェイト」カテゴリーアーカイブ

クリスマスをもう一度

1.  冬の空気は冷たく澄んでいる。空を見上げれば今にも雪が降りそうな雲が厚く空を覆っている。  寒っ。  コートにかじかむ手を突っ込んで、街を歩き出した。  通りは赤と緑にデコレーションされて、どこからともなくクリスマ … 続きを読む

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夢見るアイドル

1.  春うらら。桜の花びらが雨のように舞う。  久しぶりのオフの日。フェイトはテレビをつけて、窓の外を見た。  暖かな春の日差しが少しだけ残っていた眠けを優しく溶かしていく。  今日1日、何をして過ごそうか? 夜中まで … 続きを読む

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おにいちゃんといっしょ☆

1. 「今日の仕事は終了っと」  フェイトは携帯端末から報告を済ませると、東京の街を歩きだした。  予定よりも早く終わった仕事。アメリカ研修の成果がすでに表れているのだろうか?  日本に戻ってきたばかりのフェイトは空を見 … 続きを読む

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アイドルとストーカーと俺

1.  5年経っても変わらないものがいくつもある。  その中のひとつに、昔来た覚えのあるネットカフェがある。  扉をくぐると…そんなに変わらない店内。ほぼあの頃のままの姿だ。 「さて、依頼人は…ここにいるはずなんだけどな … 続きを読む

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Five Years After

1.  東京は今も昔も変わらない。  混雑する車の長い列と、無言で歩く人の群れ。  ごみごみとしていて、殺伐としていて…それでいてなぜか人恋しくなる。  東京を離れ、日本からも離れて別の名で呼ばれることにも慣れた。  だ … 続きを読む

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それさえも有意義な日々

捲った新聞の小さな記事に、幼げな雰囲気を残したその青年は目を留めて、手にしていたコーヒーカップをテーブルへ戻した。  小さな古民家風のカフェは、雑多に置かれた家具類と、統一性のまるでないバラバラの椅子とテーブルが却って居 … 続きを読む

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不実者は誰か

大規模連続人体発火事件。それが今回、”フェイト”の追う事件を表す単語である。まぁ読んで字の如くそのままの事件だ。一度目はとある一家が「焼失」。――僅かに残った炭化した欠片からかろうじて分かったのは、染みのようになってしま … 続きを読む

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彼女の事情

IO2に所属しており、エージェントとして確かな実績を積んでいるとはいえ、ひとつの大きな組織にあっては小さなしがらみも多い。「フェイト」と名乗ることがめっきり多くなった青年は、嘆息して支給されているタブレットで開いていたア … 続きを読む

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時間軸の向う側

ドアを開け、少し広い玄関に足を踏み出した瞬間。迫るのは間違いなく殺気であった。今はフェイトと名乗る青年は、それを誤る程に鈍くは無かった――むしろ鋭敏すぎるきらいもある。反射的に銃を引き抜き、銃口を向けた先には既に相手が居 … 続きを読む

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誕生!でこぼこコンビ

タラップを降りた瞬間、ようやく戻ってこれた、とフェイトは高く澄み切った空を見上げた。 高校卒業と同時にIO2の研修でアメリカへ渡り、4年。 思ったよりも優秀な成績を残したことで、日本でも名前が知れ渡り。華々しい凱旋帰国と … 続きを読む

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