白神怜司WR(勇太編)」カテゴリーアーカイブ

sinfonia.21 ■ “特異者”の少年

黒く渦巻き、立ち上っては消えていく湯気の様な黒い靄を放った球体を手の上に具現化した勇太の目の前に立つ、百合と凛の二人。二人の表情にはいつもの柔らかな表情は消え、緊張に強張り、頬を汗が伝う。  ――怖い程に禍々しい力の塊。 … 続きを読む

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sinfonia.20 ■ 一歩を踏み出す勇気

霊鬼兵として生まれ変わったエヴァ・ペルマネント。  彼女は数多くの被験者達が実験に失敗し、命を落としていく様を見ていく中で、それでも“生きたい”と強く願い、そしてその運を自ら掴み取った。  それが彼女の抱く最高の矜持でも … 続きを読む

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sinfonia.19 ■ 因縁に決着を

大都会東京。  馨のいた研究施設のある島からクルーザーで脱出後、武彦と凛、そして勇太は東京湾から本島へと上陸した。  本来であれば人目につき、そんな強行手段は取れないだろう。しかしながら、それはあくまでも平時の話である。 … 続きを読む

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sinfonia.17 ■ Einleitung

巫浄霧絵の能力を基にした、『負』の力。本来であれば、精神を蝕まれてしまってもおかしくはない程の、禍々しい力を「コピーした」と言う勇太を前に、凛はその資質に驚かされていた。  ――不安。  一言で言うならば、今の勇太に対し … 続きを読む

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sinfonia.16 ■ 兆し

蒼白に染まっていた顔色も元に戻り、緑色の瞳が真っ直ぐ凛を見つめていた。ベッドに腰掛けて苦笑を浮かべている勇太が、感極まって口を抑えたまま立ち尽くす凛は、目を潤ませ、徐々に表情を歪ませていく。 「勇太……」 「おはよう、凛 … 続きを読む

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sinfonia.15 ■ 目醒

 ――翌朝、無事に勇太の治療を施し終わったと知らされた百合達は、勇太の眠らされている部屋へと顔を出した。  身体の具合までは確認出来ないものの、白いベッドの上に眠らされている勇太の顔を見て、武彦と凛、それに百合はほっと肩 … 続きを読む

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sinfonia.14 ■ 『宗』

――人里から離れた孤島にある研究施設。  相沢 馨はその患者の状態に、ではなく、その顔に驚いて目を大きく開けた。 「……ッ、工藤 勇太……!?」 「馨、時間がない! どうにかこいつを助けられないか!?」 「それより、宗は … 続きを読む

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sinfonia.13 ■ 「守るって決めたんだ」

状況は押され気味。  凛はその現実を受け止めながら、エストと共に魑魅魍魎が跋扈する渋谷の街で戦闘を繰り広げていた。  ファングと鬼鮫の戦いは、下手に助力しようと飛び出せば自分の身が危ない。  その上、魑魅魍魎は相変わらず … 続きを読む

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sinfonia.12 ■ prelude―Ⅱ

――焦り。心が揺れる。  勇太はさっき目の当たりにした犠牲者達が倒れている姿を思い出し、妙な興奮状態に襲われていた。 「早く人を助けなくちゃ、もっと人が死ぬ……!」  テレパシーを使っているせいで、脳に直接聞こえてくる悲 … 続きを読む

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天国?地獄?

「初詣、かぁ……」  頬を刺す様な冷たい風が吹き荒ぶ。  新年早々、その寒い風に晒された勇太はマフラーをすっぽりと鼻まで包み、ポケットに手を入れて立ち尽くしていた。  勇太は今、初詣に来ていた。 「寒いよ~、こたつ入りた … 続きを読む

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