蒼木裕WR(勇太編)」カテゴリーアーカイブ

回帰・11

宮崎県の高千穂神社に俺とカガミはバスを乗り継ぎやってきた。  其処は宮崎県でも有名な観光地の一つで、神社の本殿は国の重要文化財にも指定されており、他にも古くから存在する杉が宮崎の重要文化財に指定されていたりと見所が沢山あ … 続きを読む

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回帰・10

「悪いね、僕らの分まで奢ってもらっちゃって」 「い、いや……約束したしな!」 「でも工藤さんってば良い人ですね。まさか追加注文した物まで奢って下さるなんて」 「たまには、ほら、年上ぶりたい年頃なんだよ」 「じゃあ、お言葉 … 続きを読む

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回帰・9

その夜、俺は一人で考え事をしたいとカガミ達に一言述べてから部屋を出た。  フィギュアは既に就寝、ミラーもそんな彼女の傍に寄り添っているのだから二人が俺を追いかけてくることはない。  自分が取っている部屋へと移動してから窓 … 続きを読む

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回帰・8

「あら、このご飯美味しいわ。でもあたしがあまり箸の使い方に慣れていないのが難点ね」 「僕達は和食より洋食の方が好んで食べるからね。気を使ってフォークなどを持って来てくれたここの宿の方々には感謝するよ」 「カガミー、工藤さ … 続きを読む

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回帰・7

今日も泊まると女将さんに告げ、俺とカガミは貰ったばかりの近辺地図を手に外へと歩き出す。  自分達は表向きは観光客なのだから、ここら辺の名物や名産品の話を聞きながら地図を貰った。だが実際の目的は役場と図書館で母に関する記録 … 続きを読む

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回帰・6

この旅館に来た次の日。  俺は朝御飯を食べた後、ふわりと旅館の屋根の上へとテレポートし風に当たっていた。とても身体が軽い。それだけじゃなく、今まで憑いていた何か――厄のようなものがさっぱり落ちたかのように自然と顔が前を向 … 続きを読む

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回帰5

それは工藤 勇太(くどう ゆうた)が生まれる前の話。  彼女と『案内人』であるスガタとカガミが出逢った頃の話。  カガミは今片膝を立てて座っている自分の隣、布団の中で眠っている少年の姿を見下ろしていた。格子窓から淡い光が … 続きを読む

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回帰・4

「あー……やっぱり新幹線でも時間掛かるかー」 「飛行機だったらもう少し早かったかもな」 「そっちの手も考えたけど、時期的に新幹線の方が安かったんだよ」  新幹線から降り、電車を乗り継いで高千穂までやってきた俺達。  さて … 続きを読む

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回帰・3

「落ち着いたか?」 「うん」 「じゃあ席に戻るぞ」  カガミに促され、俺は新幹線の自分の席に戻り母の事を考える。  窓枠に肘を付きながら窓をぼんやり見てもまだまだ目的地には遠い。  実は出発前、叔父になんとか話を合わせて … 続きを読む

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回帰・2

どうかあの時の貴女に幸せを。  どうかあの頃の彼にも幸せを。 「あ」 「すみません、大丈夫ですか? お怪我は有りませんでしたか?」 「……大丈夫。あなたは?」 「僕は平気ですよ。あ、お隣良いですか?」 「ええ……」  青 … 続きを読む

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