02フェイト」カテゴリーアーカイブ

born free ~前編~

学校帰り、いつものように草間興信所に顔を出すと所長の草間さんに猫を見なかったかと尋ねられた。 興信所が猫捜しなんてやるのかと少し驚く。こう言うと怒られそうだが俺はてっきり草間さんは怪奇現象専門の探偵なのかと思っていたから … 続きを読む

カテゴリー: 01工藤勇太, 斎藤晃WR |

蠱毒の船

親父は船乗りだった、らしい。俺は顔を知らない。 船乗りなら、いろんな国の港町で、女とよろしくやっていたのだろう。俺のおふくろも、そんな女の1人に過ぎないのだろう。世界中に、俺の兄弟がいるに違いない。 というのはまあ、俺の … 続きを読む

カテゴリー: 小湊拓也WR(フェイト編) |

探偵、捨て子を拾う

人を外見で判断してはいけない、とは言われる。 だが探偵は、人を外見で判断するのが仕事のようなものだ。 今回の依頼人は一見、まっとうな勤め人のようだった。堅い会社の営業サラリーマンで、きっちりとスーツを着こなしている。 妻 … 続きを読む

カテゴリー: 01工藤勇太, 小湊拓也WR(勇太編), 工藤弦也 |

Fate & destiny

阿修羅、と呼ばれている。複数の顔を持つ悪魔、という意味合いであるらしい。 確かに、変装はそこそこ得意だ。戦闘行為も、まあ得意な方ではある。 潜入・偵察任務を、そのまま破壊工作・殲滅任務へと移行させるのは、得意中の得意と言 … 続きを読む

カテゴリー: 01工藤勇太, 02フェイト, その他(コラボ・小湊WR), 小湊拓也WR(フェイト編), 穂積・忍 |

I make nothing of it

彼は自分が迷っていたことに気付いていたのだと勇太は思う――。     普通に暮らしたいと強く願う一方で、自分の力が誰かの役に立つ事があるという現実に、やり甲斐みたいなものを、たぶん少なからず感じていた … 続きを読む

カテゴリー: 01工藤勇太, 斎藤晃WR |

エメラルドとアメジスト

「文明と呼ばれるものが発生する遥か以前から人類は、洞窟の岩肌に獣の姿や自然の有様を描いてきました。何故か? 描かずには、いられなかった。芸術に理由を付けるとしたら、今も昔もそれ以外には有り得ません」 とある洋館で開かれて … 続きを読む

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サイコモンスター

私の父が殺された。何年も前の事だ。 刑事で、良くも悪くも体育会系の人物だった。警察柔道選手権で優勝経験があり、薬物中毒者を思いきり路面に叩き付けて問題になった事もある。 家でも、しょっちゅう酔っ払っては下ネタを披露し、娘 … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, 小湊拓也WR(フェイト編) |

捨て子たちの物語

アメリカにいた頃から自分は何も変わっていない、とフェイトは思う。 休日になると、やる事がなくなってしまうのだ。 とりあえず今は、バイクを走らせている。以前、長期停職処分をもらった時に購入した400ccだ。 あの時と違って … 続きを読む

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Even if far away

朝が来た。 普段通り、穏やかな朝だ。 「……ん、朝か……」 スマートフォンに設定している目覚まし音をトン、と指で押し止めて、クレイグは体をゆっくりと起こした。 まだ無意識に、もう此処にはいない存在の温もりを、探してしまう … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, 番外編(紗生WR), 紗生WR(フェイト編) |

休日出勤

 男子厨房に入らず、という言葉がある。男女差別的な意味合いで使われる事が多い。 だがもしかして、これを言い出したのは女性の方ではないのか、とフェイトは思わなくもなかった。 男に料理の手伝いなどされては、かえって邪魔だ、と … 続きを読む

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