02フェイト」カテゴリーアーカイブ

Hydrangea

ケーブルを差し出したはいいが見覚えのない雰囲気を持ち合わせる青年を前に、クインツァイトは首を傾げた。 「アンタ、新顔さん? ……でもどこかで見たような……ウチの事は、知ってるのよね」 「そんなに変わってないとは思うんだけ … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, 紗生WR(フェイト編) |

争乱を運ぶ青い鳥

 店主ヴィルヘルム・ハスロと同じ、エメラルドグリーンの瞳。さほど高級品ではない、黒のスーツ。 一見すると、休憩中の若いサラリーマンである。 IO2エージェントをサラリーマンと呼べるかどうかは、よくわからないのだが。 とに … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, 小湊拓也WR(フェイト編), 工藤弦也 |

鮮血の邂逅

海外へ出て、1つわかった事がある。日本にいたのでは絶対、わからなかった事だ。 「日本ってさ……いろいろ言われるけど」 熊のような手が、掴みかかって来る。掴まれる前に弦也は踏み込み、拳を叩き込んだ。 ボクシングで習った、ダ … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, 小湊拓也WR(フェイト編), 工藤弦也 |

名無しのエージェント

テーマパークである。仕事でなければ、こんな所へ来たりはしない。 親子連れやカップル等で、いささか鬱陶しいほど賑わっている。 男1人で来ている客など、見たところ弦也くらいのものである。 こんな所へ、一緒に来るような相手もい … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, 小湊拓也WR(フェイト編), 工藤弦也 |

雨宿り

小雨の続く東京。 クラクションの響く歓楽街。表通りの光、裏通りの影。 その狭間に響く銃声を知る者は、ごくまれだろう。 水たまりが、軽いステップにはじけ水滴を飛ばす。一瞬の間を置いてそこへ落ちるのは、野良犬のミイラだ。 車 … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, 椎堂アキラ | タグ:

再会は紫とともに

IO2エージェントに も休暇はある。当然フェイトにもそれは割り当てられていたが、あまり有意義に使えているとは言いがたい。部屋で一日中本を読んだり、天気が良ければカフェ などで新聞を読んで過ごしたり。明らかに何か明確な目的 … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, みゆWR |

剣士たちのお仕事

その男は、物として扱われていた。 大柄な全身を拘束衣でがんじがらめにされたまま、立てたベッドのような形状の台車に縛り付けられている。まるで荷物だ。 台車を押し進めているのは、2人の係員。 その周辺を警護しているのは、黒い … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, season10, 小湊拓也WR(フェイト編) |

停職エージェントの冒険(5)

幼い頃から高校卒業まで、叔父が生活の面倒を見てくれた。 優しい叔父であった、とは思う。怒られた事はないし、彼が声を荒げて他人に何か言っているのも見た事はない。 声を荒げる事もなく叔父は、受話器に語りかけていた。お前を殺す … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, 停職シリーズ, 小湊拓也WR(フェイト編) |

停職エージェントの冒険(4)

『良い実戦データが採れましたよフェイトさん。改良型を装着しての初戦闘、お疲れ様でした』 電話の向こうで、御曹司が嬉々としている。 正直な男だ、とフェイトは思った。 「なあ御曹司。あんた、俺がデータ採取用の実験台だって事… … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, 停職シリーズ, 小湊拓也WR(フェイト編) |

停職エージェントの冒険(3)

日本は狭い国と言われるが、例えば陸続きで国々のひしめき合う欧州へ行けば、いわゆる大国として知られていながら国土面積そのものは日本より下という国がいくつかある。ドイツ、イギリス、オランダ、イタリア。全て日本より狭い。 アメ … 続きを読む

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