月別アーカイブ: 9月 2015

復讐者の剣舞

黒が似合う少女である。  しなやかな細身にピッタリと貼り付いた、黒く短い衣服。ポニーテールの形に束ねられた、長い黒髪。  それら黒色と鮮烈な対比を成す、白い肌。  エメラルドを内包しているかの如く、緑色に輝く右目。アイパ … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, season7(小湊WR), 小湊拓也WR(フェイト編) |

青い瞳、緑の瞳、そして暗黒の瞳

 伊武木リョウは、どちらかと言うと甘党である。が、コーヒーに砂糖は入れない。  その代わりにメープルチュロスを一皿、用意する。  チョコレート味のケーキドーナツにするべきかどうか、青霧ノゾミは少し迷ったが、今日はチュロス … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, season7(小湊WR), 小湊拓也WR(フェイト編) |

霧の鏡

霧の都に1人、知り合いがいる。  そんな事をフェイトがふと思い出したのは、あまりにも霧が深い夜であるからだ。  ロンドンがそう言われるほど霧深い都市であるのかどうか、何しろ行った事がないのでフェイトは知らない。  今夜、 … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, season7(小湊WR), 小湊拓也WR(フェイト編) |

新たなる戦いの中へ

奇怪、としか言いようのない巨大な石像が、闇の中に整然と並んでいる。  その闇の中で、無数のマズルフラッシュが閃き続ける。  石像たちが見下ろす通路の真ん中で、2人の男は殺し合っていた。  1人は、すらりと引き締まった身体 … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, season6(小湊WR), 小湊拓也WR(フェイト編) |

ぼっち温泉

純粋なホモ・サピエンスで、年齢は外見通りの22歳。実は100年も200年も生きている、という事はない。 魔力・超能力の類は一切持たず、霊感が強いわけでもない。IO2や『虚無の境界』とも無関係。体力と根性はあるが、腕っ節は … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, season6(小湊WR), 小湊拓也WR(フェイト編) |

フェイトという名の器

帰ったら即仕事、という事にもなりかねん。忙しくなるぞ、覚悟しておけよフェイト。  新しく上司となった男が、そんな事を言っていた。  だが仕事は与えられなかった。フェイトは今、はっきり言って暇である。 「休め……と。そう、 … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, season6(小湊WR), 小湊拓也WR(フェイト編) |

人妻アリー

典型的なショットガン・マリッジであった。 一夜の過ち。その重さをフェイトは今、背負っている。 ビシッと決めた、はずの黒いスーツの上から、幾重にも背負い紐を巻き付けながらだ。 「こ、こらこら。羽ばたいちゃ駄目だってば」 父 … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, season6(小湊WR), 小湊拓也WR(フェイト編) |

大空高く

行くのなら、アメリカに骨を埋める覚悟で行け。叔父は、そう言っていた。  普段は温厚だが、中途半端を何よりも許さない人物だった。  アメリカへ行く本当の理由を、叔父には話していない。甘ったれた若者にありがちな、自分探しの旅 … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, season5(小湊WR), 小湊拓也WR(フェイト編) |

虫愛づる若君、来たりて去る。フェイトも去る。

目が覚めた。  そこが病室である事は、まずわかった。  わからないのは自分が何故、倒れたのかという事だ。何も、思い出せない。 「改良の余地が、大いにあるようですねえ……3日間も意識を失うほど、ダメージが残ってしまうとは」 … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, season5(小湊WR), 小湊拓也WR(フェイト編) |

天使を見た日

1つ、嘘をついてしまった。 「ごめん……俺、まだプロになったわけじゃねえんだ」  1人、某県の山林を彷徨いながら、馬場隆之介は呟いていた。  先程、山麓のホテルで、高校時代の親友に出会った。  その際「プロの雑誌記者にな … 続きを読む

カテゴリー: 02フェイト, season5(小湊WR), 小湊拓也WR(フェイト編) |